2017年09月17日

原発と核燃料サイクルは膨大な無駄遣い(下)

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たんぽぽ舎メールマガジンから転載

原発と核燃料サイクルは膨大な無駄遣い
 |  ほとんどが税金の投入と電力料金への上乗せでまかなわれています
 |  原発と核燃料サイクルから撤退して膨大な無駄遣いをへらそう
 └──── 木原壯林(若狭の原発を考える会) [下]3回連載

(5)膨大な経費を使っても稼働できない六ヶ所再処理工場
 原発の使用済み燃料を再処理する日本原燃の「六ケ所再処理工場」(青森県)の建設費が、新規制基準への対応(重大事故時に指揮所となる緊急時対策所や冷却水をためる貯水槽の新設など)で約7500億円増えて約2兆9千億円になることが分かりました(7月3日)。当初の見込みの4倍近くに膨らみます。
 この再処理工場は1989年に事業を申請した当初は97年に完成する予定で、建設費は7600億円を見込んでいました。
 しかし、設備のトラブルが相次ぎ、完成は22回延期されています。建設費は2005年時点で2兆1930億円でした。
 維持管理費も増え、完成後40年間の総事業費は1.3兆円増の13.9兆円に上ります。この費用は電力各社から集められるますが、結果的に、電気料金として利用者が負担することになります。
 なお、使用済核燃料は高放射線ですから、再処理工程の多くは、流れ系を採用し、遠隔自動操作で運転されます。そのため、再処理工場には、約10,000基の主要機器があり、配管の長さは約1,300kmにも及びます(うち、ウラン、プルトニウム、死の灰が含まれる部分は約60km:継ぎ目の数は約26,000箇所)。
 高放射線に曝(さら)され、高温の高濃度硝酸が流れている容器や配管の腐蝕(とくに継ぎ目)、減肉(厚さが減ること:溶解槽で顕著)、金属疲労などは避け得ず、安全運転できる筈がありません。長い配管を持つプラントが地震に弱いことは容易にうなづけます。すでに、2兆2000億円以上投入していますが、再処理工場は完成からは程遠い。(使用済核燃料を再処理せず、燃料集合体をそのままキャスクに入れて、地中の施設に保管する「直接処分」の方が安全で、廃棄物量も少ないとする考え方もあり、アメリカはその方向ですが、10万年以上の保管を要し、これも問題山積です。)
 一方、MOX(プルトニウム・ウラン混合酸化物)燃料加工事業費については、工場の詳細設計が固まったのに伴い、従来の約1兆2千億円から倍近い約2兆3千億円に跳ね上がることも判明しました。

(6)高レベル廃棄物の保管に要する膨大な経費
 使用済み核燃料を再処理して、ウランとプルトニウムを取り出すと、高レベル放射性廃棄物=核のごみが残ります。
 現在は、この核のごみはガラスの成分と混ぜて固化して「ガラス固化体」として保管することになっています。固化体の例は、直径約40cm、高さ約1.3m、重さ約490kgの円柱です。新しいものは、人が近づけば、数10秒で死亡する放射線を出しています。
 ガラス固化体の放射能は10万年を経ないと安全なレベルになりません。そこで、30〜50年ほど冷却しながら保管した後、地下300m以深の地層に
埋める「地層処分」が考えられています。
 しかし、地震と火山の大国・日本で10万年も安全な地層を探すことは困難です。
 現時点までに国内の原発で使用された核燃料を全て再処理したとき、約2万6000本のガラス固化体が発生すると推定されています。
 日本は六ヶ所再処理工場が稼働していないため、イギリスやフランスに使用済み核燃料の再処理を委託し、出来たMOX燃料などは、これらの国から日本の各原発に運ばれて、一部は使用されました。
 一方、高レベル廃棄物・ガラス固化体は青森県六ヶ所村に「輸入」という形で引き取っています。ガラス固化体1体の輸入価格(核のごみのガラス固化費とも考えられる)は、1億2800万円といわれます。輸入された固化体は、日本原燃に保管されていますが、地上施設で管理するとすれば、1体あたり1億2300万円を要するといわれます。地層処分が可能となれば、
管理費は1体3530万円になると推定されています。 
 なお、2004年の推定でやや古いが、ガラス固化体処分場が決まったとき、六ヶ所再処理施設から処分地に固化体を海上輸送するとき、輸送費は1体あたり230万円と推定されています。
 以上の費用は、今後大きく膨らむ可能性があります。何れにしても、電力会社が電気料金で回収し、拠出します。

(7)膨大な経費を使って厄介者になった「もんじゅ」。
  廃炉が決定後も維持費がかかります。廃炉費も膨大。
「もんじゅ」での研究開発の事業費(予算)は、1兆589億円(1980年度−2017年度)で、建設費5886億円(1980年度〜1994年度;政府支出:4504億円、民間拠出:1382億円)、運転・維持費等4703億円(1989年度〜2016年度;政府支出:4703億円)です。この膨大な経費を使いながら、1994年の初臨界から22年で延べ200日強しか稼働していません。廃炉が決まった今でも、年間維持費が200億円もかかります。
 文科省は、「もんじゅ」の廃炉費を3750億円超と試算していますが、廃炉法も確定していない状況下での試算です。負の遺産、国民へのツケです。
福島第一原発事故以降の経験は、原発は必要ないことを実証しました。
原発と核燃料サイクルから撤退して、膨大な無駄遣いを軽減しよう!

転載終わり

原発がいかに危険で莫大な経費がかかるものか、よく分かります。
まさに負の遺産です。廃炉にしてもこれは残りますが、
稼働を続けていけば負の遺産は増えるばかり。
そればかりかまた、重大事故が起こりかねません。
全原発を廃炉にしましょう!

【関電包囲行動とは】
誰にも強制されずマイクアピールしたい人がアピールするという自由参加型の行動です。
黙って座っているだけでももちろんOKですよ。

毎週金曜日11時〜晩7時半ぐらいまで関電本店に対して抗議の意思表示をしています。
都合の良い時間に参加してください。関電本店前は公開空地です。公園と同じように使用できます。

【最寄駅】 大阪地下鉄四ツ橋線 肥後橋/京阪中之島線 渡辺橋
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【行動費カンパ先】
口座名称:関電包囲行動(カンデンホウイコウドウ)
郵便振替口座番号:00980−2−195109
posted by 関電包囲行動 at 11:04| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年09月15日

MOX燃料搬入を許さない!現地集会とデモは20日!

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MOX燃料搬入を許さない!現地集会とデモ
日時:9月20日(水)午前6時〜10時
集合場所;高浜町音海地区の駐車場
    (高浜原発ゲート前を通過して約3 km、道路が突堤に到って行き止まる場所にある駐車場


19日に予定されていた集会とデモは上記の通り20日に開催されます。
集まってください!
posted by 関電包囲行動 at 20:47| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年09月14日

「MOX燃料搬入を許さない!現地集会とデモ」はいったん見送り

台風の影響によりMOX燃料の搬入は遅れるそうです。
よって、「9月19日MOX燃料搬入を許さない!現地集会とデモ」は見送られました。
また、新しい情報が入ったら掲示します。
    ― ブログ管理人

posted by 関電包囲行動 at 21:33| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

危険なMOX燃料の搬入を許すな!現地集会とデモのお知らせ

ここに記載の緊急行動は台風の影響によりいったん見送られました

木原さんから緊急呼びかけを転載します。

安倍政権の反動の嵐の中で、ご多忙のことと存じます。
 さて、先ほど入った情報によりますと、7月6日にフランスを出発したMOX燃料は、19日(火)の早朝に高浜原発に到着するとのことです(台風の影響が大きくなければ)。搬入されるMOX燃料は16体(1体は264本の燃料棒で構成)で、2018年の4号機の定期検査の折に、4号機に挿入されるといわれています(現在は、157体中4体がMOX燃料)。
MOX燃料はウラン燃料に比べて格段に危険です(詳細は別途、チラシでお届けします)。しかも、原子力規制委員会による4号機審査では、MOX燃料の使用が考慮されていません(ウラン燃料設計で製造され、ウラン燃料の使用を前提に審査された原発にMOX燃料を使うなどもってのほかです)。さらに、MOX燃料が使用済み燃料となったとき、放射線量や発熱量の減衰が遅く、ウラン燃料に比べて、冷却に4倍以上の年月を要するともいわれています。
以上のように、ウラン燃料でも危険な原発にMOX燃料を使って発電(プルサーマル発電)すれば、さらに危険度が増し、さらに厄介な使用済み燃料を残します。許してはなりません。
そこで、このMOX燃料搬入に抗議するために、次の行動を計画しています。万障お繰り合わせの上、ご参加下さるようお願いいたします。
MOX燃料搬入を許さない!現地集会とデモ
日時;:9月19日(火)午前6時〜10時
集合場所;高浜町音海地区の駐車場(高浜原発ゲート前を通過して約3 km、道路が突堤に到って行き止まる場所にある駐車場
行動予定; 6時から抗議行動を開始し、通過するMOX燃料運搬船を徹底糾弾。後、原発ゲート先の展望所に車で移動し、展望所から原発北ゲートに向かってデモ行進。北ゲート前の広場で、抗議行動と申入れ。後、解散。
呼びかけ団体; 原子力発電に反対する福井県民会議、若狭の原発を考える会

呼びかけビラ→危険なMOX燃料の搬入を許すな.pdf
posted by 関電包囲行動 at 08:55| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年09月12日

原発と核燃料サイクルは膨大な無駄遣い(中)

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たんぽぽ舎メールマガジンから転載します。(強調はブログ管理者)

原発と核燃料サイクルは膨大な無駄遣い
 |  ほとんどが税金の投入と電力料金への上乗せで
 |  まかなわれています
 |  原発と核燃料サイクルから撤退して膨大な無駄遣いをへらそう
 └──── 木原壯林(若狭の原発を考える会)[中]3回連載

(2) 新規制基準クリアに膨大な経費

 福島第一原発事故後に導入された新規制基準に適合させるには莫大な費用がかかり、電力会社にとっては大きな負担となっています。新規制基準をクリアして再稼働した九州電力川内原発1、2号機は、耐震補強などの費用、合わせて2千数百億円かかったといわれます。原発を新規制基準に適合させるために追加が必要になった原発安全対策費は、電力11社で約3兆3千億円に上るとの報道もあります(2016年7月)。とくに老朽原発での工事費がかさんでいます。

 注意しなければならないのは、この新規制基準も、福島第一原発事故から十分学んだものではなく、原子力規制委員長までもが言うように「安全を保証するものではない」こと、また、新規制基準は、「原発に完全な安全性を求めるべきでない」という考えの下に作られていることです。
 もし、考えられる全ての安全対策を要求したとしたら対策費は無限大になります。原発は、万が一にも重大事故を起こしてはならない装置です。
 関連して、原子力防災道路の建設にも巨費をつぎ込んでいます。例えば、高浜町音海から高浜原発を避けて南下する1.4kmの原子力防災道路が作られていますが、総工費は約380億円で、財源は国の交付金(元は税金)です。

(3) 原発の建設費、廃炉費は格段に高い

 1997年稼働の柏崎刈羽原発7号機(100万kW、現在は135.6万kW)の建設費は約2,704億円で、2015年に稼働した天然ガスエンジン発電所日本テクノ上越グリーンパワー(100万kW)の建設費約1,401億円、現在建設中の中部電力西名古屋発電所LNG7号機(231.6万kW)の建設費約1000億円、2011年から検討が始まった東京天然ガス発電所プロジェクト(100万kW)の建設費約1,000億円に比べて圧倒的に高い。

 一方、原発の廃止措置の費用は、事故を起こしていない原発について、以下のように予想されています(ただし、この費用には、使用済み核燃料や放射性廃棄物の処理保管費は含まれていません)。

 ・小型炉(50万kW級):360〜490億円、
 ・中型炉(80万kW級):440〜620億円、
 ・大型炉(110万kW級):570〜750億円
 (なお、日本には完全に廃炉にされた原発は1基もありません。)
 これらは、火力発電所(50万kW級以下)の廃炉費:〜30億円程度に比べて、けた違いに高い。
 全国の原発を廃炉にするための費用について、電力各社でつくる電気事業連合会は、事故を起こした東京電力福島第一原発の1号機〜4号機と中部電力浜岡原発の1、2号機を除いて、2015年度末で約2兆9000億円にのぼると見込んでいます。
 これに関して、各電力会社が昨年度末までに積み立てた資金は約1兆7000億円。残る約1兆2000億円はまだ手当されていません。その積み立てに必要な資金は「総括原価方式」という制度のもとで、電気料金で徴収する仕組みになっています。
 なお、国の委員会は、この廃炉費用を託送料(電気を送るための送電線を所有している電力会社が、電力の供給先である家庭や企業から集めているいわば送電線の“利用料”)に上乗せしようとしています。この場合、電力自由化によって新規参入した電力販売事業者も、原発電気でなく太陽光などの再生可能エネルギーによる電力を供給していても、廃炉費用を支払うことになります。新規事業者は送電線を自前で持たず、大手電力会社に託送料を払って、電力を供給しているからです。

(4)原発は停止中でも、膨大な維持管理費がかかる

 経産省の試算では、原発が止まっていて収益を生まない状態でも、全国総計で1兆2千億円(2011年)〜1兆4千億円(2014年)と巨額の費用がかかるとしています。大半が電力料金に転嫁されます。原発の運転には減価償却費、人件費、固定資産税など合計1兆5千億円かかります(2011年)。
 このうち、原発を止めると不要になる経費は使用済み核燃料の再処理コストや燃料費などの計3千億円ですから、停止中でも1兆2千億円がかかることになります。これが、電力会社が再稼働を急ぐ理由の一つでもあります。なお、2014年の経費が膨らんだのは、安全対策工事費の増加によります。 [下]に続く


【関電包囲行動とは】
誰にも強制されずマイクアピールしたい人がアピールするという自由参加型の行動です。
黙って座っているだけでももちろんOKですよ。

毎週金曜日11時〜晩7時半ぐらいまで関電本店に対して抗議の意思表示をしています。
都合の良い時間に参加してください。関電本店前は公開空地です。公園と同じように使用できます。

【最寄駅】 大阪地下鉄四ツ橋線 肥後橋/京阪中之島線 渡辺橋
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【行動費カンパ先】
口座名称:関電包囲行動(カンデンホウイコウドウ)
郵便振替口座番号:00980−2−195109


posted by 関電包囲行動 at 09:44| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする